8月15日 いわゆる旧友に再会して、久しぶりに話してみると、なんだか彼らが少し背伸びをしているような気がしたり、何も変わっていないような気がしたり、自分よりもガキのような気がしたりした。大学生という期間は遊ぶ期間のように捉えているように感じた。これではますます差が開いているようで、僕自身の進み具合がどうやらある程度は至っているという実感を得る夜でもあった。心地悪い雨の中で、何も変わっていないと下に見られることにもなんとも思わず、なんだか彼らとの夜は寂しい木枯らしが吹いているようにも感じた。

昨日、A君とB君と会った。

 

久しぶりの再会。

なんだかんだ楽しい空間。

少しの気まずさがあったにしても、

結果的にはいい感じで終わった。

そういう関係性。

 

いろいろと話を聞いた。

彼らは女の子にしか興味が無いようだった。

大学で遊びたい人間たちだと思った。

もちろん僕自身もその一面があることは否定できないし、

その立場にいることが出来なかった人間だけれど、

やはり環境によっては

それに没頭せざるを得ないのかもしれないと感じた。

 

僕があっちの立場ならどうしていただろう。

可愛い女の子がバイト先にいて、

その子に気に入られるために、

ピアスを開け、タバコを吸い、

パチンコをやりだすのだろうか?

 

正直、僕はそこに入ったらどうなるか分からないので、

あれほどまでに断罪してしまったのは間違いだった、

と今になって思う。ダメだった。

 

んー。少し違うか。

悲しかっただけなのかもしれない。

僕や彼のような日の目を見ないような人間は、

最初に持ち合わせたスペックを

生かす人間たちに勝つためには

愚直に頑張るしかないと

僕は考えている。

 

何かを持ち合わせていない僕たちは

何かを後天的に取得していかないといけない。

僕らは人間なのだけれど、ただの人間だ。

その意識を忘れてはいけないと感じた。

 

スペックを持ち合わせた人たちが

歩いた道のりを同じように歩いていては

仕方がないのではないか。

 

スペックを持ち合わせていないだけなのに、

先に持っているだけの人に

負けてしまうのではないか。

考え続けなければいけないことだと思っている。

 

人と同じことをやっていても

しょうがないとはよく言うが、

本当にその通りだと思う。

ただ、それが目的化してしまうと話は変わる。

だからそれを目的化してはいけない。

 

もしかしたらこれも僕自身の指針でしかないので

誰しもに当てはまるわけではないのだけれど、

僕は幸運にもいわゆる大学生が

あまり興味を持たない分野に興味を持っている。

ビジネス。マーケティング。政治。

 

これは正直、滅茶滅茶運がいい。

彼にも教えてあげるべきか。

うーむ。正直ここは難しいところ。

Giverになりきれないところでもある。

 

彼の将来を考えれば、この経験は確実にためになる。

どこにでもいる大学生ではない

という価値が生まれるはず。

 

これを教えるべきか。

彼は知らないだけなのか。

知っているのだろうか。

目をつむっているのだろうか。

正しい方向へと進んでいるのだろうか。

 

分からない。分からない。分からない。

どうしたらいいのだろう。

考え続けようと思う。